雲雀狩り  六崎杏介

 

紅い果実の汁が飛び交う人形劇に、寒い街路を歩かされ
靴とナイフを失った凍えた手と薄暗いホテルの階段を昇る
部屋にはワインと聖書と 窓辺に古い手紙、枯れた花
蒼褪めた睡眠薬の有る、凍るような冬の朝 噴水広場に
閉鎖病棟から来たバッカスが、凍る事も許されない水達と
雲雀を呼ぶ為の唄と踊りを 誰に見せるでも無く廻している
午前6時の薄い陽の照る 静止した世界図と、プラムの
共犯者の嘴の、微かに震える告発 其の希求としての
墜落との踊り 言葉の中断する事の無い祝福の数々が
蒼褪めた睡眠薬の有る、凍るような冬の引力を呪っている
ああ! 絶望が微笑む窓辺の 手紙に霜が降りる前に
開け放たれた、枯れた窓枠に足を掛け私は 引力に求愛する。




 「Dear,XXXXXX
Ar、柊の雲雀!ーu..冬-雨,の或ル樹-芽出ス,の来tar-ル.未)Lie-成す
架b,赤ラグ果実.werの盗人よ!抱.ld-擁する為no.燦然メートル℃
上空、其.ap-ラ)の処.u女.Uのオートメ医ションな城イ胸の抱.r-く
Sun-善,(ドア-が-アク)火ノ.ar針製ナル孤独に帰スー刑を処法せん!
Sun,9   」


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