二声 細川航 渾然の響きから 私はバスで、 あなたはソプラノ 禁則に触れないよう かつ創意に満ちて、 私もまたメロディーである そのために 勘を働かせている 夜更けも あなただけを 聴いていることはできない 渾然の響きから 去ってしまい ときに、終止線から 歌と聴きたいときがあって、しかし やはりそれはできない 夜更けも