絵本 原口昇平 窓 そして 訪ねてきた中世の物語をひそやかに部屋のなかにむかえて そうして夜を 暁を拒んでぴったり閉じておくように ほほえむ あなたについては数えられないものしかない 繰り返されるうた そして星 眠りにつくまでののみもの あなたとの交じわらない簡単な鳴き声 そうして 百万一回目の完全な死へのあこがれ そして手を結んで そう して