アンダーエイジ  軽谷佑子

 

たましいさえ
みないようにすればひとりに
なれる
たのしげにわらう
うでだけでおどる

太陽は出てこない
とりがやって来るみな
ついばまれてしまうから
気をつけて

振り向くなという
わたしの空は
みあげるところにある
いつも
昼は好きだっていった

くちびるだけ大事にしている
途中で思いだしてわらう
いつでもおぼれる、
つかんではなさない、

みあげる、
高いところにあるクレーン、
バスの停留所に重い
影が落ちる
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